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実験の日記の新聞(坊井重久)
第40回 お札を刷るようなものだ!
出版の世界で言えば、
「重版からはお札をするものだ」
と言われているようです。
重版とは、初回に印刷した分(初版)
が売れて、
2回目に印刷をかけた分をいいます。
たいていの出版社では、
初版分の売上だけだと、経費しか賄えない
ようになっているのです。
だから、出版社は、重版がかからないと
儲けられない構造になっていますし、
重版からどんどん売れて数十万部と
なると、経費分はもうチャラになって
いますから、まさしく、
「お札を刷る」ようなものなのです。
まあこういう構造は、出版だけでなく、
どんなビジネスでもそうですが。
(2005年09月23日)