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実験の日記の新聞(坊井重久)
第23回 今日は書けませんでした。
昨日、どういう風にこのエッセイを書き、
どんな意識でいるかを書いたわけですが、
『ほぼ日刊イトイ新聞』のダーリンは、
「今日のダーリン」を多分、「毎日」書いているわけです。
著名人であり、私から見れば、
雲の上のお方であり才多き人であり、
自分と比較するのもはばかられますが、
「毎日書くこと」に対して、さすがに、
プレッシャーというようなものを感じて
おられるようで、こう書いておられます。
「なにがあっても、どういう日でも、
1日も欠かさずこの「今日のダーリン」を書いてきました。
これには、とても些細なコツがあります。
それは、「書けませんでしたの1行でも書く」ということ。
この安心感は、すごいおまじないになるんです」
この言葉を支えに書いておるわけです。
(2005年09月06日)