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散歩しながら(ぼうちゃん)
第92回 バッグかついで
フイジ-島から絵葉書が届きました。
同じ年の友人で
彼は思いついたらバッグひとつ担いで
世界の何処へでも行ってしまいます。
それこそ私なんか名前も知らない
小さな国から時々絵葉書を貰います。
十年前に大病を患ったそうですが
元気です。
したいことをするということは
精神はもちろん
身体にもよいことを証明しています。
大したものです。
以前、タレントの嫁さんが
小説家になりたいと
記者会見までして
小説を書きたいと宣言したことがありますが
小説家になりたいというなら
どんどん書けばいいのです。
リアルに言ってしまえば、
小説を書き上げたところで、
つまらない小説であれば0点評価なのです。
いくら自分で小説家になりたいといっても
書かないで小説家にはなれません。
そういうことを
考えていると言葉で言うのが
いちばん悪いですね。
小説を書きたいと考えています、
と言われたら
あ、そうですか、
一生考えてなさい、
としか言いようがないのです。
書く気があれば
小説なんて書けるんだから。
時間がない。
人は何かに必ず逃げ口上に使いますが
他の時間をやりたいことに
当てられないのだったら
書きたいなんて言わないことですね。
優先順位がいちばんのことを
したいって言わないと。
才能がないとか
何をしていいかわからないとか言うのは
じつは別に何もしたくないのです。
やりたい人はもう動いてる。
Qさんがよく言ってますが、
私なら下手な考えをする前に中国へ飛んでます、
ということです。
行きたかったら
バッグひとつ背負って
フイジ-でもどこでも行っちゃえばいいんです。
行動すべきところを行動しないでいると、
いろいろな思いが浮かんできますが
それは考えているということではないのでしょうね。
逃げる口実を見つけているだけなんです。
みんなしたいことをしたほうがいい。
あれをしたいじゃなくて
あれをすることですね。
本当はしたいことをしないから、
気持ちがくすぶって、
鬱っぽくなったり、
イライラしたり、
人の足をひっぱったりすることになるのでしょうね。
「明日死ぬかのように生き
永遠に生きるかのように学ぶ」
マハトマ・ガンジーの言葉ですが、
なるほどなぁと思わせる力があります。
2011/11/12