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散歩しながら(ぼうちゃん)

第65回 祈りは遠いものをめざす

普段瞑想をしています。

毎日の日課になっています.
以前このコラムの欄で久遠さんという方が
瞑想の日々を書かれていて楽しみに読んでいました。

突然筆を擱かれて残念でした。

たぶん久遠さんも瞑想は続けているでしょうから
おそらくあの経験をしていると思います。


未来に実現してほしいことを祈り、
今ここにはない「遠くのもの」をめざして祈る。
つまり、祈りは、遠いものをめざす、ということです。

祈りを向ける対象が「遠ければ遠いほど」、
私たちが祈りを通じて経験するものは
深まり、広がる、ということです。


理屈でなくこのことを体験しているので
よく理解でき心から分かります。

多くの人が勘違いしていますが、
祈りの強度は「切実さ」によるのではないのです。

それがめざすものの「遠さ」によって
祈りは強まり、祈る人間を強めるのであるということです。


だから、おのれの幸福を願う祈りよりも、
他者の幸福を願う祈りの方が強く高く、

明日の繁栄を願う祈りよりも、
百年後の繁栄を願う祈りの方が強く高いのです。


たとえば、私が瞑想してそこに居るだけで
家族のものの免疫が上がるという現象があります。

しかし遠くのものを祈ることにより
それはもっと効果が出ます。

今日もわけの分からないことを書いています。


ところで、瞑想で持ち株が値上がりするかというと
まったくその効果はありません。

2011/07/16