コラムとは、

考えをいかにわかりやすく、
興味を持って読んでもらえるように書いて

難しい使い回しや遠まわしな表現、
文章の羅列、固い印象、ながい文章はNGだそうです。

コラムは、区切られたスペースに書かれた
まとまった短い文章を指し、
その文章の主題は問題でなく、
新聞などの小さい記事や「欄外記事」「参考」「小記事」
を「コラム」と呼ぶのだそうです。

ちなみに、古代ギリシャ・ローマ建築の石の円柱も
「コラム」（これが語源らしい）。

あまりこれに囚われると書けなくなります。

 

さて、日頃読んだり聞いたりしたもので
気になるところを鉛筆で殴り書きしておきます。

乱暴な字であとから読んで分からないこともあるけれど
あとからそれを眺めていると
想像が膨らんだりして重宝します

 

読書も、しむみりした恋も、
あたたかいお茶も
黄昏（たそがれ）の空とともに　
風とともにもう其処にはなかつた。 中原中也

 

さびしさのとけてながれて
さかづきの酒となるころふりいでし雪　　　若山牧水

 

猫やなぎ薄紫に光りつつ
暮れゆく人はしづかにあゆむ　　　　北原白秋

いいですね、好きな詩人のものを読むのは。
これらは読んで気持ちよく、詩の世界に遊べます。

 

触発されて私も俳句などつぶやきます。

 

花冷えも花過ぎもなしははのくに　　齊

花過ぎの校庭犬の昼寝かな　　　　齊
　　

ところが、読みながら立ち止まってしまうことがあります。
いろいろな思いが浮んで
自分ならこういうときにどうするだろうと考え始めるのです。
それもまた読むことの楽しみではあります。

3・11以後、気持ちが沈んで
落ち着かないことがありますが
詩の世界に遊ぶことで紛らわせています。

2011/04/18