何でいつもそんなに元気なのですかと
質問されて、
邱さん曰く

<疲れる時はあるわけですから、
長期に考えれば当然休みも必要でしょう。

だからといって仕事を先に延ばすことではありません。
人間は何と言っても仕事が第一で、

仕事をうまくやっていけるということが逆に
疲れないということでもあります。
会社勤めには定年がありますけど

今はその後まだ30年も残っていますから、
その後何をするかを考えることがもっと
大切だと私は思っております。>

と答えています

 

私の年齢だと
勤め人の友達は定年を過ぎました。

以前は定年後に第二の仕事を見つけて
年金をもらえる年齢まで働く人が多かったのですが、

現在はこの歳の人が働く職は少ないようです。

現に私の同級生たちは
職に就かず年金を早めに貰うのか、

貰えるまで待つかの違いはありますが

仕事に就かずいずれも年金暮らしです。

 

昨日も私のところへ顔を出した友人は
奥さんと海外旅行へ行って来たと
土産を持ってきてくれました。

近頃この友人は家庭菜園を始めて
慣れない手つきで土いじりをしているそうです。

 

お前みたいな不器用なのが
野菜を作れるのかとからかうと、

本当はあまり気が進まないが
暇を持て余しているからだと笑っていました。

 

観光旅行もひととおり回ってくれば
いずれ飽きが来るだろうから、

今からカメラを趣味にしようと考えている、
毎日が日曜日も案外疲れるし
辛いものがあるぜ、
と言って帰りました。

 

私のように邱さんに倣って
平均寿命で死にたいと

言っているものでも
二十年あるのに、

丈夫で長生きすれば
定年後に三十年はあります。

庭弄りの三十年は辛いだろうなあ
と他人事ながら同情します。

小さな声で、
中国の株などやったらどうだいとつぶやいたら

そんな怪しいところへ
危ないことができるか、と

大きな声で言われました。

ウ－ム。

2011/02/07