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散歩しながら(ぼうちゃん)
第102回 謹賀新年
2011年は大変な年でした。
しかし、これからも
これまでの大変さは
続くと考えた方がよいと
邱さんは言っています。
今年も「天気清朗なれど波高し」
くらいの覚悟は必要であると。
この続きの中でどうやって生きるか
工夫するのが今年のテーマだそうです。
先ず身辺を片付けるのと、
次の時代をどうやって生きるか。
世界と時代の大きな流れは
先見の明がある人の意見を聞くとして、
気持ちの支えにしたいと思うことは
徒然草で吉田兼好が書いています
先途(せんど)なき生。
人生は有限であり、
しかも明日知れぬいのち。
生き方の極意は、「ただいまの一念」
これだ。
この世の生の時間を、
時間そのものとなることによって生き切ろうと、
兼好は訴えています。
同じことを昨年死んだジョブズが言っています。
「もうすぐ死ぬんだと思い出すこと。
僕が人生の大選択をするときに
役だった一番の道具だ。
すべての期待、すべてのプライド、
すべての失敗や恥への恐れ。
これらはみんな死を
前にすればどこかに行き、
本当に大切なものだけが残る。
自分が死ぬんだと思い出す。
失うものがあると思う罠に
はまるのを避けるには、それが一番。
君は無一物だ。
心のままに生きないでどうする」
ただただ前を向き、前進し続けた
ジョブズの心の底を思い
身辺を片付けながら
大変な時代を生きていけたらと
思っています。
2012/01/01