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変化是機会(上野陽子)

第37回 留学生の住宅事情

上海交通大学への留学を決めた後
次に検討したのが「住まい」でした。

上海では
留学生の住まいの選択肢は
大きく分けて2つあります。

1.学生寮

上海交通大学には
留学生用の学生寮があり

二人部屋と一人部屋が用意されています。

部屋の共通設備は

・ベッド
・机
・テレビ
・ネット回線
・エアコン

で、

各フロアーに
共同の台所と冷蔵庫もあります。
(キタナイけど...)

二人部屋
バス・トイレ付きが45元/日
バス・トイレ無しが35元/日

同じ設備で、一人部屋が75元/日

部屋の家賃と、水道光熱費、すべて込みの値段です。

部屋は、わりときれいなのですが
不満があるとすれば

・水が詰まりやすい
・トイレに紙が流せない
・電気がすぐに落ちる

という点です。

ちなみに、
私は、バストイレ付きの2人部屋・学生寮に
韓国人のルームメイトと住んでいます。

すっごく気の合うルームメイトに恵まれ、
生活スタイルもほとんど同じなので
狭い部屋ながらも、楽しく過ごせています。

また、寮の場合には
24時間の警備&監視カメラがついているので、治安もOK。

さらに、寮には朝鮮族のおばさんが
韓国料理を作りに来てくれる、お食事サービスがあり
食生活も乱れることなく、
むしろ上海にいると健康になったりして...。

と、ルームメイトとの相性がOKなら
寮暮らしは、快適です。

2.マンション

学校の外のマンションに住んでいる学生も多くいます。

交通大学のある徐家匯は、上海市内の繁華街なので
家賃相場は、かなり高め。

一人暮らし用の1kで、約1,500〜2,500元。
二人暮らし用の2Dkで、約2,800〜4,500元。

なかには、掘り出し物もあるようですが
言葉が不十分な留学生には見つけるのが難しそう。

ちなみに、
クラスメートの、タイ国・事業家のご子息は
友人と二人で10,000元の3LDKに住んでたりもします。

ほかの大学は、やや郊外に位置しているので
もうちょっと、安いマンションが探せるかもしれません。

また、マンション暮らしの場合は、
家賃に加え水道光熱費がかかります。

マンションに住む利点は
やはり「上海で暮らしている!」と、実感できることかも。

当たり前ですが、
家賃、水道光熱費の支払いを自分でしなきゃいけないし

部屋の冷蔵庫が壊れたら、
大家さんに連絡して直してもらわなきゃいけないし。

他にも、いろいろ
寮生活とは、また、違ったイベントが多く(笑)
それは、それで楽しいようですよ。

2006/04/12