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中国株勝ったり負けたり(豊田大志)

第10回 地方の都市に住みませんか

家には土地と建物が必要です。
建物は金さえ用意すればなんとかなりますが、
居住地の選定は、都市に限定する場合、
職業選択を含めて、大変悩ましいものです。

地価に限って考えてみると、その都市が成長する
前には、地価はずいぶんと安いものでした。
今でも市域を選べば、
そんなに高いものではありません。
こちらが地価の安いところに、移転すれば良いのです。
その一例です。

私の住む愛知県豊田市は、
名古屋市の2.5倍もある広大な市域の都市です。
私は昭和45年ごろ投資用物件として山林を
購入しましたが坪4000円でした。
大変不便な場所でした。

それがトヨタ自動車の成長に対応し、
豊田市が大発展しました。
道路、上下水道、鉄道、公共施設等の都市基盤が
整備充実しました。
その後、私は住宅を作りました。
今では、世界で最も豊かな文化都市であるのでは、
と思えるほどに発展しました。

不動産屋風に言えば拙宅周辺は
「交通至便、地盤・日照良好、環境抜群」の場所です。
昨年末、国道沿いの近傍宅地(トヨタ本社ビルまで
車で3分)が売りに出ましたが坪32万円
とのことでした。
東京周辺の方には、
この価格は信じられないことかもしれません。
豊田市は面積が広く、人口は少ないので、
地価が相対的に安いのかもしれません。

海外雄飛、海外投資も、それはそれで良いですが、
リスクも少なくありません。
それで、日本国内の地域選択も
研究してみるだけのことは、
あるのではないでしょうか。
言葉の問題がないだけでも、
ずいぶん気が楽ではないでしょうか。

事情の許す方は地方都市のエース
「豊田市に住みませんか」。

2006/03/06