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中国株勝ったり負けたり(豊田大志)

第6回 海爾集団の大変身に提灯(ちょうちん)を点(とも)す

邱永漢さんは「再建の天才が手がけるようになった
安値の株に提灯をつけるほうが……ずっと気楽で
かつ確率が高い」とおっしゃっています。(損して
覚える株式投資)

私は邱永漢さんのご意見に賛同して、海爾集団の
大変身を祝して精一杯提灯を点すことにしました。
その心は、海爾集団の世界ブランド戦略が着実に
実現しつつあることを感じるからです。

2003年3月 「海爾集団は海爾中建にすべての
白物家電業務を注入する。海爾中建は青島海爾の
持ち株会社となる。これは、世界トップ3になるため
の戦略」と報じられました。(中新網)

また、2005年1月 「海爾集団の白物家電事業注入、
董事局の改組が1月28日に完了した。主席兼執行
董事には海爾集団の楊綿綿総裁が就任。海爾電器
集団と名称変更」と発表されました。(香港経済通)

2005年11月「ドイツ銀行は海爾電器集団の株式を
39億株(5.58億香港ドル)取得した。持ち株比率は
24.24パーセントに拡大」と報道されました。

私は過日の、お正月休みに、海爾集団の張瑞敏氏
をモデルにした映画CEO(主席執行官)をDVDで見ま
した。映画を見た感想は、松下電器産業株式会社
と同社創業者で経営の神様といわれた松下
幸之助さんの中国版であるなと思いました。

そこで、世界ブランド戦略を本格化させるであろう
海爾電器集団株を買い集めることにしました。
今のところ1万株3万円程度です。
今後の展開に期待しております。

2006/02/06