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中国株勝ったり負けたり(豊田大志)

第2回 上海旅行のショック(2)

路線バスを乗り続けましたが、
一番のショックは浦東新区の光景でした。
ロケーションから言えばニューヨークのマンハッタンに
相当する所です。
長江を竜とすれば眼に相当するのが陸家嘴地域でした。

帰国後、陸家嘴の株を買い増しました。
無償が4割ついたので平均購入単価は35円でした。
これがB株開放で135円平均で売れました。
中国株に病みつきになった原因は、これです。

中国が大変身する正にその時に、
中国株投資という形で関わることができると思うと、
ワクワク、ゾクゾクします。

「欲と道連れ」と邱永漢さんはおっしゃいます。
私にとり現代中国の大変動を考え続けるには
「欲と道連れ」でないと続きません。
それでないと、すぐあきてしまいます。

まもなく、日本株を全部売却しました。
中国株だけに集中しました。
購入したのは10銘柄程度です。
後で考えると少し多すぎました。

この上海旅行で最も印象的な施設は上海博物館です。
展示物を見終わって「この国の人々は、世界一を
自他共に認める時代が、必ず近い将来に来る
と確信している」「そのように思うことが4000年の
歴史を持つ彼らには自然なのだ」と思いました。

繁栄に向かって突進する人々のエネルギーに圧倒
されるものを感じました。
この繁栄を目指すエネルギーにリンクして
「我が家の戦略」を立ててみようと思いました。

2006/01/09