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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第156回 いよいよ帰任することになりました。

新しい事務所の批准がおり、
あとは登記の手続きを待つばかりとなりました。
後任者のビザの取得にも目途がたってきましたので、
いよいよ帰任するということになりました。

3年半あまり過ごした上海を離れるのは、
やはり寂しい気持ちが強いです。
振り返ってみると、
鮮明に記憶に残っているのは、
上海万博です。

右も左もわからないまま
万博会場を駆けずりまわっていたのが、
ついこの間のように
思い出されます。
あのきつかったけど、ぎっしり詰まった経験が
私の上海生活を支えてくれたと思っています。

たった3年で
活気があり、
日本企業が次々に進出していた時期から、
尖閣の問題等で
冷え切った日中関係に入り込み、
進出等の動きがぱったりととまってしまった時期まで
いろいろとこの身で経験させていただいたのは、
かけがえのないものになったと
感じております。

ひとつだけ
はっきり言えるのは、
とにかく変化のスピードが速いということです。
日本にいる10年分以上を
この3年間で経験できたと思います。
多くの友人も得ることができましたし、
まだまだ
これからも私は
公私を問わず
中国と関わっていこうと考えています。

最後に、
単身で赴任することを許してくれ、
家族を支えてくれた妻に感謝したいと思います。

とうさんの居場所を確保しておいたください。(笑)

私のブログは、しばらくこれでお休みにさせていただきます。
長い間ありがとうございました。
またお会いする日まで
 再見。

2013/10/13