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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第138回 敦煌に行ってきました。

労働節の休暇を利用して、
敦煌に行ってきました。

シルクロードとか孫悟空とかで
何かと身近に感じられるのが
この敦煌です。

いにしえのシルクロードが栄えていた頃の様子は
想像がつかないくらい小さな街で
人口はわずか14万人で
土地は砂漠ではなく、
ゴビと呼ばれる砂利だらけの平坦な土地が広がっています。

到着した日は、
ちょうど砂嵐が吹き荒れ、
黄砂が舞う日でしたが、
今年の4月は3回目ということで
5月には砂嵐も収まってしまう話を
聞いたら
これも貴重な体験かなと思いました。

何もないゴビを走ること一時間で
漢の長城の跡地に着きました。
敦煌は、北京と2時間の時差があるということで
(正式には、北京時間を採用していますので時差なしです。)
夜の8時頃でも
まだしっかりと明るく観光もできました。
通常は、6時には閉めてしまうところを
旅行社からの連絡で
我々が着くのを
待っててくれるあたり
さすが中国と感心しました。

翌日は、
世界遺産になっている「莫高窟」を見学したり、
砂漠になっている「鳴砂山」でラクダ騎乗を体験したりして
のんびりと過ごしました。
石窟はよくぞまあこれだけのものを
この土地に築き上げたものだと感心するばかりでした。
ここも中国かと思うと
今更ながら本当にスケールの大きさを感じられずには
いられませんでした。

 とうさん

2013/05/04