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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第135回 餃子パーティーを開きました。

こちらでは、
PM2.5とか鳥インフルエンザとか
次から次への楽しくない話題で持ち切りですので
気分をかえたいと思い、
ギョーザパーティーを開くことにしました。

餃子パーティーといっても
とうさんが作れるわけでもないので
会社のスタッフのなかで
中国の東北地方出身者にきいてみると
すぐにギョーザの皮から最後まで
作れるという人材が4人もみつかりました。

それから作ってみたい人とか
食べるだけの人とかは
あっという間に20人くらい集まってしまいました。
まだまだ参加したい人はあったようですが、
部屋の中に入れないし、
今回はあきらめてもらいました。

20人分のギョーザなど分量からわかりませんので
とうさんは
言われるままに道具と材料を用意しました。
当日作ってくれるスタッフには、
くれぐれも頑張りすぎないように
楽しんでやってねと念を押したのですが、
いざ作り始めると
すごい勢いで仕切っていきます。

彼女たちにいつ頃から
ギョーザをつくるのを覚えたのかと聞いてみたら
日本に留学して
懐かしくなって餃子が食べたくなったけど
日本には、
故郷の味がないので、
帰国した時にお母さんに習って、
日本で作り始めたのがきっかけとのことでした。

小さい頃は、
お母さんが作ってくれたし、
手を出そうとすると邪魔になるからといって
手伝わせてくれなかったそうです。

傍からみていても、
結構大変な作業と思いましたが
2時間くらいでできあがりました。
つくるのは、
たいへんだけど
みんなでワイワイやりながら
作るのはそれはそれで楽しいようでした。
みんなにとてもおいしいと喜ばれて、
さらに満足してくれていました。
食べてみるとどこで食べるのよりも
おいしく感じられたし、
こんなことなら
もっと早くやっていれば、
よかったなあと感じました。

それでも、
次はどんなのを作ろうかと
話しているので
また次回もありそうです。

 とうさん

 

2013/04/13