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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第132回 延長になりました。

3月末に日本に帰任できなくなりました。

後任者のビザがおりなくて、
期間はわかりませんが、
今しばらく駐在を延長することになりました。

おそらく準備をしっかりして、
期待に胸ふくらませていた後任者は残念ですが、
とうさんのほうは、
切り替えて
またいい機会を与えてもらったと思い
張り切って頑張りたいと考えています。

まあそれにしてもいろいろなことがあります。
アパートもすでに退去通知を出していたので、
こちらの足元も見られることになり、
家賃の上乗せ、
日割り計算の仕方、
アパート売買時の退去の条件などと
いろいろと付帯条項がついてしまいました。

上海の不動産上昇はバブルバブルと言いながら
いつまで続くのでしようか。
中国人は、
「恐い、怖い」と言いながら
不動産を購入して
結局買った人がうまく切り抜けている状況が続いています。

尖閣列島国有化に端を発したデモの影響以降、
日本企業も様々な動きをされています。
市場としての重要性から
投資を継続されている企業もあれば
反対に見切りをつけられて
中国への投資案件を中止して、
東南アジア・アセアンへ切り替えられている企業も
あります。

混沌とした状況のなかで
いかに舵をきっていくかという判断が肝要です。
その真っ只中にいましばらく身をおけることに喜びを感じつつ、
楽しみながら頑張りたいと思います。

 とうさん

2013/03/16