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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第123回 中国への進出は、今年もまだまだ続きます。

昨年は、尖閣列島の国有化の問題から
日中関係がこじれ、
日中間でビジネスを行う企業に
多くの影響がでました。

中国に進出しようと考えられていた企業のなかにも
その展開を再考される企業が
少なくなかったと聞きます。

そういうなかでも
小売の業界では
中国への進出が止まらないと
実感しています。
上海の日本人が多く住む古北・虹橋地区においては
激戦が展開されています。
昨年末に、
高島屋が開店しました。
高級感あふれる雰囲気で、
地下には日本食をたくさん並べるスーパーが
はいっていますので、
近くの方にとっては食卓が充実することでしょう。
春節前までに、
もう1件目と鼻の先に、
旧日系のデパートがオープンして、
そこにももちろんスーパーが併設されます。

また香港で活躍されているユニーが
出店の準備をされています。
ユニーの出展に伴い、
地元愛知を含む東海地方の小売店が
ぞくぞくと出店の準備をされています。
例えば、
フジパンはユニー店舗に出店する準備として
日本のパン職人を連れてきて、
お店をすでに営業されています。
そこのパンは
本当においしくて
上海で一番、
とうさんの知るかぎりでは中国で一番といっても
過言ではないと思います。

クリスマスには
クリスマスケーキを並べられており、
一緒に食べた会社の中国人スタッフたちも
中国ではこんなケーキを食べたことがないと
驚き喜んでいました。

他にもいろいろなお店が
中国出店等の進出の準備をされていると
聞きます。
今年は、
穏やかにビジネス・商売ができることを
願っています。

 とうさん

2013/01/05