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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第110回 水晶の産地、江蘇省連雲港市

江蘇省の連雲港市に行ってきました。
連雲港ってどこにあるの?
と聞こえてきそうですね。

上海から北へ向かって、
江蘇省の最北部にある街です。
小さな街ですが、
空港もあり、港もあり、
最近はBRTというバス専用路線を走る交通機関も
建設中という
人口500万人程度の街です。

街といっても
日本でいうと
そこそこの県と同じ規模になってしまいます。

20年以上まえから
ここに進出した海苔の加工工場があると聞いていたのですが、
やっと訪問する機会を得ることができました。
ノリを生産する漁場があることに
驚いたのですが、
そこの総経理は立ち上げのころから
20年間ずっと南通市と連雲港市で過ごしてきたということで
さらに驚きました。

連雲港市で
有名なものというと
まず一つ目は
孫悟空が誕生したという
花果山という山があります。
孫悟空に因んでか、
猿山のようになっていて、
観光客を楽しませてくれます。

二つ目は、
原子力発電所ですか、
中国は原子力発電所の位置が
いまひとつはっきりしないのですが
湾田という街にあります。
連雲港市が企業誘致をする時の謳い文句に
電力の心配はいらないというのがあります。
もちろん海辺にあるのですが、
山と海が近くにあるということで
自然環境が豊かで
ほっとできるところです。
近くには温泉もあるようです。

三つ目は、
水晶です。
水晶がよくとれる東海県という場所には、
たくさんの水晶加工工場や
水晶を販売する店が所せましと立ち並ぶ水晶城
があります。
バワーストーンなどとして
日本を含めて多くの商売人が
訪れるところのようです。
ここで買えば
安くて本物の水晶が手に入りやすいことは
まちがいなさそうです。

今週は、上海を少し離れてみましたが
こちらは少し反日デモが起こったそうですが、
日本人が40名位しかいないこともあって
大したことはなかったようです。

いよいよ今日から中国は
大型連休に入りました。
寝て起きたら
元のように戻っているというような
ことが起こることを期待しながら
しばらく休憩です。

 とうさん

観光客を楽しませてくれます。

2012/09/30