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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第91回 ベトナム訪問記 その2

ホーチミンには、
ベトナムで販路を拡大しようとする
化粧品、健康食品などの
サービス業を中心とした企業が進出していて、
ハノイには、
キャノン、パナソニック、トヨタなどの
大手メーカーが進出しているというのが
大きな色分けになっています。

両都市を訪れるとすぐに理解できますが
ホーチミンは、
都市の発展がずっと進んでおり
アメリカの影響をしっかりと受けている感じがします。

現在、ベトナムで暮らしている日本人は、
約一万人いるそうです。
ホーチミンに5千人、ハノイに4千人程度
ということです。
宿泊したホテルの日本人のスタッフの一人は
学校を卒業して、
いきなりベトナムに就職したそうです。
就職難とは言え、
いきなりベトナムを選ぶ勇気には、
驚きと拍手喝采の両方の気持ちでした。
どこの国でも
女性の方が度胸があるのだと
改めて感じました。

ベトちゃんドクちゃんを
治療されてきたドゥーズー病院を
訪問させていただいたのですが、
ドクさん自身と彼の奥さん及び双子の子供さん
サンラさんとブシサンくんとも面会させていただきました。
ドクさんが自身の治療に関して
日本に感謝している表現の一つとして
自分の子供に
桜と富士山という日本を代表するものから名前を付けたのだと
伺いました。
病院には、現在治療中の水痘症、口唇口蓋列の患者さんがたくさん
私たちの訪問を歓迎してくれたことも印象深いものでした。

ベトナムの人が
非常に日本に興味を示してくれていて、
また期待をしてくれています。
これからこちらでの留学生フェアに参加する機会をつくって、
少しでも交流が盛んになるように
していきたいと考えています。

とうさん

2012/04/28