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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第50回 突然、面接試験の試験官になりました。

まっちんへ

とうさんのアシスタントを務めていた中国人スタッフが、
今月限りで退職することとなりました。
彼は、とうさんの前任者を含めて3年間アシスタントをしてくれていましたので、
結構長期間まじめにがんばっていてれました。
上海でも大卒の事務系人材は就職難ですから、
思い切った転職かもしれません。
まだ次の就職先も決まっていないようですから、
日本ではなかなか考えられないことですが、
こちらでは、転職してステップアップして、
給料を上げていくのが、
当たり前のようですので、
彼の今後の活躍に期待したいところです。

さて、
一方とうさんのほうは、
中国語もなかなか上達しないので、
まだまだ通訳してもらうなど、
スタッフの力を必要としていますので、
すぐに新しいスタッフを探さなければなりません。

インターネット等を通じて、
募集広告を掲載したり、
人材派遣会社に依頼したりしたところ、
一週間も経たないうちに
30人ほどの応募がありました。

同僚の話では、
それほど集まらないと聞いていたので、
びっくりです。
やはり営業職ではない事務系人材は求人が
少ないということなのでしょうか?

履歴書を見させてもらっても、
日本に留学したり、日本の有名大学を卒業していたり、
日本で日系企業に就職歴があるなど、
かなり優秀な方々がそろっていました。
そのうち半数の方と面接させてもらったのですが、
日本語はとうさんよりもうまいのではないかと
思うくらい適切な敬語を使える方ばかりです。
どの人でも文句ないと言ってもいいのですが、
即戦力になる(仕事実務の経験がある)という軸と
性格的にはしっかりしている(きつい)という軸から判断して、
来週の最終面接にかける人を絞り込みました。

これからまた、
新しいスタッフとの新たな二人三脚が
始まりますがどうなることやら
不安であり、楽しみでもあります。
今回、青天の霹靂で
中国人を選ぶという機会に出くわし、
自分なりの選択の軸を決めて対応しましたが、
日頃から
アシスタントに求める姿をしっかりと決めておくことが
大切だなあと実感した次第です。

とうさん

 

2011/05/08