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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第16回 上海万博に行ってきました。 その4

こっちゃんへ

 上海万博は、押し返し点を迎えたところです。入場者は、目標の約半分の3500万人を超えました。きっと目標の7000万人は軽く超えることでしょう。

 日本は至る所で猛暑が伝えられていますが、上海も負けず劣らず猛暑です。39.6度という日もありました。万博会場内では、熱中症で倒れる人も多く、会場の内外で熱中症対策を呼び掛けています。特に、中国の携帯電話には会場に入ると「暑さが厳しいので、熱中症予防をして、万博を楽しみましょう。」というメールが何度もはいってきます。

 ところで、日本館の横に、日本館イベントステージというのがあります。こちらは、日本館とは別の取り組みが行われており、ほぼ並ばずに入場することができます。都道府県のイベントなどが行われており、国家館とはまた違った趣があり、楽しむことができます。

 たまたま出かけた時には、「愛知ウィーク」が開催されていました。道化師たちが愛らしく迎えてくれたり、会場参加者全員がペンライトを使って、思い思いの花を咲かせるというイベントとか、地元の子供たちが、地元の元気でノリのいい音楽に合わせて踊ったりしていました。とりわけ会場参加型のペンライトのイベントは一番盛り上がっていました。

 日本人は恥ずかしがり屋が多く、会場参加型のイベントよりエンターテイメント型のイベントを好む傾向があるのに比べて、中国では反対にどんどん積極的に参加してくれますので、会場一体型のイベントは大いに盛り上がるようです。

 こっちゃんたちの夏のキャンプは盛り上がりましたか。

 上海万博のパビリオンは、ほとんどが数時間待ちの状態のようです。日本から訪れて、時間がない場合はできるだけパビリオンには並ばないようにして、会場全体の雰囲気を楽しんだり、どこか穴場のイベントをみつけて入ってみるのがいいかもしれません。

 結構おもしろいイベントがあったりするのですが、事前の広報がまだまだ不足していますので、会場に来たら、まずインフォーメーションセンターで「本日のイベント一覧」を入手してみるのもひとつの方法だと思います。

 とうさん

2010/08/08