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上海から家族への手紙(天真爛漫)

第13回 上海万博に行ってきました。 その3

こっちゃんへ

  先日、上海万博の日本館に行ったときに、館内で思いがけず声をかけられ、びっくりしました。
  日本で中国語を勉強していたときの先生でした。会社を休業させてもらって、日本館のアテンダントをしているとのことでした。

  日本館のアテンダントは、全員で140名ほどで約9割が女性だそうです。
何と応募した総数は、1500名ほどで約10倍の競争率をくぐりけてきた精鋭ばかりだそうです。
 もちろん、中国語が堪能であるばかりでなく、来場された方々へのホスピタリティを大切にするために、日本で1か月、そして上海に来てからも1か月厳しい接遇訓練などを経験されたとのことです。

  彼女たちの多くは、日本でもしっかりと仕事をしていたり、または主婦であって旦那さんの理解を得て上海に来られているなど多種多様で、ひさびさに出会った彼女(中国語の先生)も毎日一緒にいるだけで、いろいろな刺激を受けているとのことです。

  半年だけの仕事で、決して高くない給料で、慣れない上海で、共同生活を強いられるのは大変だろうなと想像していましたが、実際にこちらに来ている人は、そんなことは気にせずに今を楽しんでいるんだと思いを新たにしました。

  海外にでて半年でも時間を過ごすのは、とても貴重で、いい財産になると思います。

 ただ、とうさんは、 アテンダントの数が圧倒的に女性が多いのがとても気になります。男女の棲み分けがなくても、なんとなく同じ割合になるのではないかと思ってしまいます。男よもっとしっかりしろと言いたくなってしまいます。

  各国のパビリオンで、やたら中国人スタッフがその国の衣装を着て接遇しているのを見かけますが、日本館はその点異なります。そういう目線で上海万博をみてみるのもおもしろいなと思っているところです。

  ぜひ一度上海万博を見に来てください。

 とうさん

2010/07/13