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カネなし コネなし アタマなし(スナドリねこさん)

第46回 7月1日(火)その2・・・シンガポールの快適さを胸に再びバンコクへ!

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シンガポールでは予定を順調に消化でき、感謝しながらホテル
に帰りチェックアウトします。
フロントでなじみの学生さんが手続きをしてくれ、支配人さん
から挨拶を受けた後、タクシーを呼んでもらい空港に向かいます。

シンガポールのタクシーは東南アジアの中ではもっとも接客の
マナーがよいと感じていますが、乗り込んでドアに張ってある
ステッカーを見てみると「オーバーチャージを支払うのは違法
です。」としっかり書いてあります。
(なるほど、さすがシンガポールだなあ)と納得します。

雲助行為をやめさせるには支払うお客・受け取る運転手の双方
を法律で規制してしまえば効果が早い・・・合理的ですね。
さすがに法治国家イギリスの影響を受けているだけのことは
あります。
ファイン・シティ(罰金の街)というニックネームを思い出し
ました。
(海外からのお客様に不愉快な思いをさせないでリピーターに
なってもらおう!)という国策も見え隠れします。

ふと見ると助手席のあたりにカーナビのディスプレイのような
ものがあり、2~3行の文章が現れて音声が流れます。(写真)
興味津々の私、さっそく訊いてみました。
「そのディスプレイは何ね?カーナビ?」
運転手さんが答えてくれました。
「あ~これね。これは自動で渋滞情報や事故情報が入ってくる
んよ。」
(これがバンコクのタクシーに欲しい!)と心の中で叫ぶ私・・・

空港に無事に到着しチェックインも終えバンコクに向かうCX
712便の搭乗ゲートに行きますが、まだ早すぎてほとんど
人がいません。空港職員がおしゃべりを楽しんでいます。
私もあっちこっちウロウロと散策し、一通り廻ったところで
ゲート入り口に戻ります。(写真)
パソコンの調子が悪いので、無料のインターネットを使わせて
もらいました。
1回15分がリミットなのですが、順番を待っている人がいない
ので1時間ほど使わせてもらいました。(写真)

待合室に入る前の保安検査に乗客が絶えなくなってきましたので、
私も搭乗開始30分ほど前に入室しました。
ビジネス客らしき日本人もチラホラ見受けます。
ほぼ時間通りに搭乗開始、離陸でした。
座席も希望通り壁の直前の通路側がキープできまして、ご機嫌の
ねこさんです。

シンガポールは小面積・少人口・少天然資源の小国ですから、
貿易・金融・商業・観光を中心産業にせざるを得なかったのは
当然でしょう。
海外の国民をお客様にしないと生きていけないのですから、
快適・便利・楽しさを売り物にリピーターを増やすことに力を
入れているように思えます。
だからこの国は、指導者も一般国民もどうすれば国として生き
残っていけるかをよく考えていると感じます。

だからこそ歴史や政治体制が異なるとはいえ、非常に似た環境に
ある香港とシンガポールはお互いをライバル視しているのですね。
(そういえば同じイギリスの植民地だったし、シンガポールの
地下鉄はMRTだけど香港の地下鉄はMTRだ!)と感心する私。

ということで、また後に起こるバンコク到着後の事件を知らずに
シンガポールの快適な滞在をしみじみ思い返す、ねこさんでした。

2008/12/22