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パラン・パラン(スエナリ)

第64回 モロッコ

7日、午前11時20分ごろ、全裸の男性(スペイン在住の英国人40歳)が、
堀を泳いだり、石垣をよじのぼったり、捕まえようとする
警察官に抵抗する姿を、テレビで映しておりました。

25歳の秋、パリからリスボン特急で着いた連中が、
4人、どうしてそうなったか、忘れましたが、
これから、モロッコのマラケシュに行こう、
意気投合したのです。

ジブラルタル海峡を渡り、セウタ(スペイン領)の
海岸で全裸で泳いでいたのです。
(これも、経緯は忘れましたが、その日が
やたらと暑かったのか?)
パンツを濡らすの避けたのか・・・

そうすると、堤防の上で、人が指差して、
大声で叫んでいるのです。

結果は、「留置所」と「刑務所」に一泊させられたのです。
ナンシー大学に留学してたヤツが、フランス語を
しゃべれたので、早く出れたのかもしれません。

この「ブタ箱」の汚いこと、便器がクソで、
いまにも、溢れそうでした。
「刑務所」は明るく、男たちは、帽子かなんか
編んでいました。

懲らしめのために、入れられたのか、
フランコの時代だったので、罪になったのかもしれません。

晴れて、釈放されて、外に出たときの、
青い空と白い壁の、鮮やかなコントラストが
今もクッキリと目にうかびます。

件のスペイン語男は、反省の意思を示したということで、
厳重注意で、午後11時に保護解除されております。

〇 リスボン 2000/4

2008/10/12