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パラン・パラン(スエナリ)

第43回 裁判員制度

「国民の中からくじで選ばれた裁判員が、
裁判官と一緒に刑事事件の審理に加わり、
有罪・無罪を判断し、刑を決める。」
裁判員制度が来年から始まります。

「地方裁判所で行われる刑事裁判に
(殺人、放火、身代金誘拐、強盗・傷害致死等)
裁判員として参加し、被告人が有罪か無罪か
有罪の場合はどのような刑にするかを
裁判官と一緒に決める制度で、
裁判員6人と裁判官3人が一緒に
事件の審理に立会い、
判決を宣言します。」
[裁判員制度 ブックレット 最高裁判所]

アメリカ(陪審)とフランス、イタリア、ドイツ(参審)
との折衷形のようです。

「罪を憎んで人を憎まず」という文句が
ふと浮んだのですが、
そんな心持ちになるような時代ではないですね。

身内を殺されたものは、復讐の念に囚われ、厳罰を
求める、われわれも、極悪な犯人に対する刑が
軽るい、殺され損だ!という思いを共有してる。

ちかごろは殺してバラバラにし、なお切り刻む
魚をさばき肉を解体すような方法が
頻発してる。

時代の病理でしょうか。

〇 そ~らよ

2008/06/06