戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> パラン・パラン(スエナリ)

パラン・パラン(スエナリ)

第287回 ファドゥーツまで

マルタからチューリッヒに戻り、
空港近くのホテルに泊る。
翌朝、9時30分発のシャトルバスで空港駅に行き、
サルガンス行きの切符を買う。
10時13分発、チューリッヒ中央駅乗換えである。
10時23分着、10時33分発、
7番線から、5番線へ殆ど待ち時間なく電車は静かに動き出した。
時刻表どうりだ。

2月のスイスは道路に雪が残っている。
思ったほど寒くない。
電車はチューリッヒ湖を左に見ながら進んでいく。
どよんだ曇り空で、湖面に浮かぶ鴨か、対岸に向かうフェリーか
残雪の遊歩道を散歩する人々か、
斜面の枯れた葡萄畑かそんなものが過ぎていく。

11時29分にサルガンスに着く、特急だったのか一つしか停まらなかった。
駅で降りて、構内から道路に出るとちょうど、
目の前に、リヒテンシュタイン行きのバスが来たのです。
手を上げると、運転手は脇のガラス戸を開けてくれ、
こちらが、フアドーツと叫ぶと頷いて、
乗れと顎で合図して、ドアを開けてくれる。
40分程でフアドーツに着く。

博物館やインフオメーションを覗いたりして通りをぶらぶらし、
中国人ツアー客で一杯のオメガの店に紛れ込んだり、
坂道を登って城まで行ったりして、
サルガンスまでバスで戻りました。

駅のキップ売り場の時刻は4時45分です。
48分にチューリッヒ行きが来ます。
それ行けと言って、走りました。
すぐに、2番線に電車は入ってきました。
スイス国鉄(SBB)は定刻でした。

今回は行き帰りが非常になめらかでした。

2013/02/28