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パラン・パラン(スエナリ)

第257回 氷柱

子どものころは、氷柱をアイスキャンディーのように
しゃぶっていました。

軒下や、雁木のしたにぶら下がった、
長くて太いつららを竿で
叩き落したり、子供同士で雪ボールを作って、
投げて、誰が先に氷柱に命中するか、競ったものです。

寒い朝は、田んぼに積もったった雪が凍って、
学校まで、道を通らなくても、
田んぼのなかを真直ぐに歩いていけるのです。
自分だけの道です。
自分の長靴の足跡がくっきりと
白い雪のなかにあるのです。
なんか、うれしくなりました。

途中誤って、雪に埋もれた川に足を踏み込んで
びっくり仰天したりしました。
ねこ柳の枝が凍って、
朝日に光っていました。

今冬はちと雪が長引いています。
そんなに、降らないのですが、
絶え間ないと言った状態です。
こちらは海に近いので、たいしたことはないのですが、
舟見の方は屋根の雪降しが始まっています。
業者に頼むと、
一軒当たり、10万かかるそうです。

2012/02/01