戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> パラン・パラン(スエナリ)

パラン・パラン(スエナリ)

第175回 生命力

隣のとの境界線の生垣の木が
電話線に、引っかかるようになったので、
このクソ暑いのに、切れない剪定鋏に
エンジンオイルを塗って、アルミの梯子を掛けて
虎刈りカットに励みました。
トップ部分から、やりだしたのでした。

生垣の内側に、落葉樹で枝から葉っぱが
対称に出てる木があります。
繁殖力が強く、
これは、小さな庭を造るとき、
山土を入れたので、
自然に、生えてきたものです。

5メートルほどになってます。
今は葉っぱは皆、毛虫に食われ、
マル肌状態になっております。
小枝のすき間は、蜘蛛の巣状態になって、
毛虫が出した白い糸も陽に焼けて、
茶色っぽくなって、
青空をバックに、
食われて、枯れた葉っぱの残骸が
風に揺れています。

その、大きな繭の中には、
黒ゴマ状の粒が無数に。
これが、やがて、蛾になるのでしょう。

この木は、葉っぱを食われたぐらいでは
死にません。
そのうちに、新芽が出てきます。

又、至るところに芽を出し、
繁茂してます。
見つけ次第、カットしてますが、
なんんら、衰えをしりません。
地下茎で繋がっているのです。
藪枯らしに、匹敵する生命力です。

2010/09/02