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パラン・パラン(スエナリ)

第160回 うぐいすとカラス

台所の、ガラス戸をあけて、
手の爪を、切っていると、
ケキョ・ケキョ・ケキョ・ホーホケキョ♪
ウグイスの鳴き声、
何処だろうと、視線を凝らすと、
右のドングリの枝から、左の木の枝に
真ん中の松の枝にと、乗り移って
何処かに飛んでいきました。
小さな体のわりに、すんだ高音を
軽く胸を、震わせて出します。

カラスが、家の前の道路の
電信柱の上に巣を作ってる。
いや、製作中です。
どうりで、たまに、カラスのカァーカァーの声が
喧しく、聞こえたことがありました。

向かいのおばちゃんが、なんだかんだと
近所人たちと、しゃべっていたことが
これだったのです。

下から見上げると、小枝をランダムに敷いた
荒い巣なのですが、彼らは本気なのでしょうか。

電柱の根元には、カラス注意、観察中と
印刷されたテープが、巻いてあります。
誰か、北電に電話したのだろう。

私も、電話してみました。
担当者が、後から電話するとのことでしたが、
すぐかかって来て、
若い男の、言うことには、
停電になる状況でない場合は
しばらく、様子をみて、
タマゴを生ませてから、撤去するとのことでした。

近頃のカラスは、図体も大きくなって、
黒光りして、嘴も怖いくらいです。
人間に劣らず、雑食で何でも食べます。

2010/05/14