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パラン・パラン(スエナリ)

第152回 スニオン岬

午後1時頃、ホテルを出る。

ゲオルギオ通りを東に進み
シンタグマ広場を左に、
フイレノン通りを2ブロックほど行くと
オレンジ色のポールが立っている。
スニオン岬行きのバス停だ。

しかし、バスは、なかなかやって来ない、
段々、不安になってくる。
待ってるのは、我々だけだ。

(地球の歩き方)に、しっかり書いてある。
間違い無いはずだ。
時間がわからない。
すったもんだしてると、やっと、バスが来た。

バスは海側を進んで行く、
海沿いのレストランは人びとで満員だ。
途中の小さな村の店も同様です。

この日は、ギリシャ正教(主顕現祭)の日だったのです。
彼らは、オーソドクスと言ってました。
我々の方が、正統派なのだという、口振りでありました。

ピレウス港では、港の一画を船で囲って、
そこに、銀色の十字架を投げいれる。
それを、男たちが競って取り合い、
取った男が、坊さんの祝福を受ける。
そんな、祭りの様子を、テレビが流してました。

バスは、曲がりくねった入り江を、辿りながら、
アッティカ半島を、岬に向かって進む。
着いた時は、4時過ぎでした。
この日は、曇り空で風が強く、
夕日どころでは、ありませんでした。

岬のレストランの外れで、
スーパーで買った、安いワインとパンを食し、
6時のバスで、アテネに戻る。

2010/03/23