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フリウリ日記(上海花子)

第2回 ITバブル崩壊と中国株

ITバブル崩壊で、私の初めての株式投資は大失敗!

それまでの私は海外旅行とショッピングにしか興味が
ありませんでした。
お金は使うために貯めるもので、増やすなんて考えた
こともなかったのです。
そんな私が株式投資なんて大それたことをしたから
こんな失敗をしたんだわ、私なんかが投資で成功する
わけなんてないんだ、などなど自己嫌悪で悶々とした
日々が続きました。

しかし、私は生まれつきかなりの負けず嫌いで楽観的。
今回はたまたま自社株だから、買っただけで、これは
本当の意味で投資とは言えないんじゃない?
何にも考えなくて買っただけの株で失敗したのは、
当たり前でしょ?
そうだ!まず、お金や投資について勉強しよう。
そして、失ったお金を取り戻す。リベンジだっ!!

忘れっぽい性格と根に持つ性格がとてもバランスよく
同居している私の性格が幸いしました。
私はファッション雑誌&グルメ雑誌の代わりに
日経新聞・ビジネス書などを読みはじめます。

でも、最初の頃全くお金に疎い私が読める本は
限られていました。
インフレって何?ってなもんです。
数字やグラフが出てこない本で、薄い本じゃないと
最後まで読むことができません。
そんな中で出会ったのが邱永漢先生の『お金の原則』です。
この本は内容は簡単ですが、非常に深いものでした。

「お金を考えることは即ち人生を考えることと同じ」
「お金がたまるかどうかは女房の才覚しだい」
「(資産の)差は20代後半から30代始めのころに決まる」

まさに目から鱗が落ちるとはこのこと。
私は最初の株投資に失敗してから、皮肉なことに自分の
将来を真剣に考え始めていました。

そんな折、中国株の存在を知ることになります。
2006年11月現在、H株指数は過去最高となり8000P
まで、あともう少しというところですが、当時はまだ3000P
あたりをウロウロしていた時です。
東洋証券が2ヶ月に1度くらいの割合で中国株セミナーを
開催していました。
このセミナーに参加してみたいなと思っていましたが、
仕事が忙しいとか、どうせ投資するお金なんてないとか
言い訳しながら、なかなか足を運べずにいました。

思いきって、参加したのは中国株を知ってから1年後
ぐらいのことでした。

2006/11/12