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本当に面白い簿記・会計(おにぎりパクリ)

第16回 明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今、巷では、あまり経済について明るい話題がありませんね。
私は就職氷河期(2000年)に会社に入社したこともあり、
こういった先行きが見えない状況下を体験するのは、2度目です。

新入社員の時には、右も左も判らず、仕事や個人では
どういった防衛策が有るのか右往左往しました。

今でも、会社からお給料を貰うサラリーマンの立場なので、
自営業者の皆さんに比べると十分に考えていないのかもしれませんが、
こういった日本経済の不況期における対応、資産形成といった範囲では、
ほんの少しですが、考えて行動してきたつもりです。

現在の経済環境下では、企業や政府におんぶに抱っこという訳にも
行かず、今後個人の資産形成が大変重要となってきています。

そこで、自分の持つ一万円の意味合いが発展途上国ではどの程度の
価値になるのか。日本で今後考えられる事象に対して、現金収支だけではなく、
資産と負債の概念を持ってどのようにやりくりすれば良いか等、
家庭の簿記会計といった視点で私個人の体験を皆さんに伝えたいことが
あります。

昨年度は会社の仕事と子育てにかまけて、情報を十分に提供できません
でしたが、これから自らの体験を踏まえた家庭の簿記会計論を
話させて頂こうと思います。

「一番悪い時が一番のチャンス」という題名の本が
邱先生の著書にありますが、正にピンチこそチャンス。

普段あまり意識していないことでも真剣に考える時期です。

また、例えば果てしない「円高」という事象だって、
輸出の商売を行っている企業にとっては最悪の事態ですが、
個人投資家で今後海外に投資しようとする立場の人にとっては
最高の状況ですよね。

要するに自分がどういう立場、考え方で物事を見るかによって
生き方も大きく変わってきます。

このコラムはあと2ヶ月で終了させて頂きますが、自らの考えを
書いていこうと思いますので、お付き合いの程よろしくお願い致します。

2010/01/01