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本当に面白い簿記・会計(おにぎりパクリ)

第11回 不動産セミナーに参加して

先日戸田先生が主催する不動産セミナーに参加してきました。
まずは不動産購入にあたっての原則、東京という場所に
関する現状の流れを書籍で事前に勉強して貰おう
といういつものやり方に感銘を受けました。
戸田先生、どうもありがとうございました。

当日、セミナーで拝見させていただいた場所は
渋谷から表参道、そして日本橋と東京の中心地です。
この3つの場所を見て思ったことは、築年数が2,30年間と
古くても、今でもテナントが入るということ、そして
ワンルームマンションであれば手が届かない投資金額
ではないことが分かりました。
税理士やデザイナー、様々な業種の事務所などが
ある立地が良い場所のワンルームマンションは今後も
一定規模の需要があるようです。

一方そのような地区には、大手不動産会社が
高級マンションを建てています。特に、
六本木ヒルズや表参道ヒルズなどは住宅、娯楽と
商業施設が一体となった物件です。

セミナーに参加していた方が「これからの不動産は、
立地が良い、という以外に使う人の用途に合って
いる不動産かどうかもポイントとなる」と話していました。

またセミナーの会話の中で出ていた東京R不動産を
調べてみると「こだわりに応えることが出来る不動産の
セレクトショップ兼メデイア」と定義しています。

私が住居用不動産を購入した時も、立地が良い、管理が
しっかりしているといった基本条件以外に天井が高い、
共有スペースに緑があるなど、設計上工夫のある物件を選びました。

先日住宅展示場に行ってきましたが、最近の戸建住宅の
建築広告では、これまではスクラップ&ビルドの時代であったが、
今後は一世代が一生使い続けられるような設計、施工、
メンテナンスをするといった内容を大手各社が打ち出しています。

お金の条件が合うかどうかが不動産の最大の条件と思いますが、
個性的なマンションが増える中、デザインの良いこだわりのある
マンションといったことも重要なのだということが良く分かりました。

最後に不動産を購入するにあたって、私がいつも思い出す
言葉を書きます。

これは邱先生著作の「株の原則」で糸井重里さんが
解説している文章にあります。邱先生が糸井さんの
「いい土地をどうやって選べばいいんですか」という質問に
対して返した言葉です。

「ムードのある土地っていうのがあるでしょう。
奥さんでも、恋人でも、誰でもここは素敵だわねって
言うような土地が。そういうところがいいんです。
それ以外のことは、あんまり難しく考える必要がない。」

この視点で色々な場所を見て回るとわくわくしますね。

2009/05/06