戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> Cafe MIMIK(MIMIK)

Cafe MIMIK(MIMIK)

第74回 ヴィラデストワイナリーで邱さんについて考える

僕は、エッセイストであり画家でありワイナリー経営者でもある
玉村豊男さんのエッセイが好きで、生き方に憧れます。
玉村さんの出世作となった「パリ旅の雑学ノート」
は、情感あふれ、いつ読んでも味わい深いですね。

玉村さんは、軽井沢に住んだことを契機として、
長野県東御市に土地を求め、農園を開きました。
農園を徐々に拡大し、ワイン用の葡萄の生産をはじめた
玉村さんは、収穫した葡萄を専門業者に委託しワイン
を生産してもらっていましたが、それに飽きたらず
自分でワイナリーをつくりました。
このあたりの経緯は、「種まく人」「草刈る人」「花摘む人」
などに詳しく書かれています。
玉村さんの本を読むことは、とても僕を優雅な気分にさせて
くれます。
ちなみに欧米では成功した男性はワイナリーを所有することが
ステイタスらしい。

玉村さんのワイナリーは、
「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」
http://www.villadest.com/index.html
といいます。
ワイナリーには、僕も一度行ったことがあります。
カフェでの食事も玉村さんの本で出てくるレシピそのものや
連想させるものもあり、愛読者には楽しい時間でした。
ワイナリーには苗木会員制度があり、僕も娘が産まれた記念に
入会し、来年はワインが貰えます。

その玉村さんが、邱さんについての本を11月に出版するらしいのです。
確かに、邱さんの著作のどこかにワイナリーを訪れた話があったの
は覚えています。
どういう経緯で本の話がまとまったのか、わかりませんが、
僕は、玉村さんと邱さんが、そのように親密な関係にあるとは
思い至りませんでした。

僕は、これまで邱永漢た玉村豊男さんの本をたくさん読んできたの
だけれど、二人を関連づけて読むことはありませんでした。
あえていうなら、二人とも旅好き、美食家ということですかね。
玉村さんの本に株式投資が出てくることはありません。
僕は、生き方ということ関して、この二人の作家から多くのことを
学んできました。
ハイブリッドなのですね。
ある時は、邱さん的、ある時は玉さん的。

憧れるのは二人の生き方なのですね。
僕の好きな二人の作家が偶然つながりました。この不思議。

また、ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー
を訪れて、邱さんについて考えてみようかな。

2009/09/20