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Cafe MIMIK(MIMIK)

第52回 師走のdeep大阪を歩く(2)

釜が崎を後にして、山王商店街へ。
山王商店街は、ほんとうに古いdeepな商店街です。
大阪な下町を見たければ、ここに行くといいですね。
山王商店街で、「プリンス」という洋食屋の
前で足を止めました。
僕は洋食屋が大好きなので、入ってみたくなるが
昼食の場所は決めていたので、メニューのみ見ます。
こういう古い商店街の洋食屋はおいしい店が多いですね。

山王商店街へ抜け、通天閣のある新世界へ。
新世界には、ジャンジャン町という通りがあります。
ここは、数々のドラマや映画の舞台になっています。
今では、珍しい将棋クラブがあります。
新世界は、昔は、非常に危ないところだったみたいですが、
今は、大阪屈指の観光地です。

僕は、通りにある串かつ屋を目指します。
しかし、何と店は12時を過ぎているのに開いていません。
ジャンジャン町には、ガイドブックに載る串かつ屋も
ありますが、僕が行っているのは、非常にマイナーな
串かつ屋です。1本100円です。
「きくや」と言います。野菜の串がおいしい店です。
特に、玉ねぎや紅生姜が美味です。
これを食べないと1年が終わった気にならいなので
食べにきたのですが、開いていません。

仕方ないので、未だ行ったことのない新世界の名店
「グリル梵」に行くことしました。
グリル梵は、デミグラソースを使ったシチュウーや
ハイシライスで有名なのですが、
熟慮の末、グリル梵では、ポークチャップを注文。

新世界を後にして、大阪の電気店街、日本橋へ。
元々は、大阪の秋葉原と言ってもよい街ですが、
秋葉原のような進化を遂げることはできていません。
来るたびに衰退しているような印象を受けます。
日本橋を抜け、黒門市場に。

黒門市場は、昔、大阪の台所と呼ばれていました。
師走になると、黒門市場を見たくなります。
ここに並ぶ、正月の食材を見るのが楽しいですね。
黒門はふくで有名です。
ところで、この市場には何度となく来たことがありますが、
買い物をしたことがないのに気づきました。

黒門市場を抜け、千日前に。
千日前では、自由軒に行き、2軒目の昼食。
名物のカレーを食べました。
自由軒のカレーは、はじめからルーとご飯が混ぜてあります。
真ん中に生卵がのせてあり、それを混ぜて食べます。
家でやろうと思ってもなかなか出せない味です。

千日前から、難波へ。
ここからdeepではなく普通の大阪になってしまいます。
もっとも今まで歩いた道も僕がdeepと言っているだけで、
住んでいる人には、普通の街なのでしょうけれど。

2008/12/28