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Cafe MIMIK(MIMIK)

第39回 夏のフレンチリキュール

蒸し暑い季節には、生ビールが一番だという人いるけれど、
ジントニックの方が最高だという人もいる。
ジントニックは、ジンのトニック割です。

このトニックで割るというバリエーションは、他の蒸留酒に
も応用でき、ウォッカトニック、ラムトニックなどもある。
ちなみにトニックと蒸留酒の組み合わせで、合わないのは
ウィスキーです。
ジンやウォッカなどの蒸留酒の種類は無限にあるかのように
思われます。
麦や芋でつくる焼酎、米でつくる泡盛
竜舌蘭でつくるテキーラ いろいろな木の実、ハーブを取りませて
つくるジン、さとうきびでつくるラム
この他にも、人類は、ありとあらゆる食物を蒸留酒にしている。

6月になり、夕刻どき、久しぶりに、ここ数ヶ月会っていなかった
バーテンダーを訪ねた。私は、できるだけアルコール類を採らないよう
にしているので、酒場からは離れていたのです。
バーテンダーと話すうち、これもまた久しぶりに、シャリュトリューズ
というリキュールを飲みたくなりました。
http://www.suntory.co.jp/cgi-bin/wnb/prod.pl?ID=chartreuse_verte

シャリュトリューズは、フランスの尼僧院でつくられるリキュールです。
深い緑をたたえた55度のものと、黄緑色の45度のものがある。
45度の黄緑色は、さわやかな色でボトルを眺めているだけで癒しとなる。
いつくかの薬草を蒸留してつくるため、香りはほんとうに薬草の香り。
ウィイスキーは、古くより薬としてつくられたそうだけれど、
このシャリュトリューズも、僧院で飲む滋養剤としてつくられたと言われている。
いまでは、どういう仕組みになっているのかわからないが、世界中に流通している。

その45度のシャリュトリューズをトニックで割ってもらった。
シャリュトリューズ・トニックです。
これは、おいしい。薬草の香りとトニックの甘さが重なって、蒸し暑さを
遠ざけてくれます。
これを飲むと、良い意味で気分も良くなり、体調もよくなりました。
それ以来、シャリュトリューズ・トニックの虜です。
もちろん、あまり飲めては、いないのですが。

この経験に味をしめ、別のフレンチ・リキュールをトニックやソーダで割ることを
試してみました。ペルノー ピコン・・ 
やはり、シャリュトリューズ・トニックが一番でした。
ただ、ペルノーを飲んでいると退廃した気分になれるので、
明日が休みという時にはお勧めです。

2008/07/25