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Cafe MIMIK(MIMIK)

第38回 ミントジュレップの季節

初夏になると無性に懐かしく、飲みたくなるカクテルがあります。
ミントジュレップです。
ミントジュレップは、バーボンウィスキーをミントともに
シェイクしたベースをソーダとともに、クラッシュアイスを浸したグラスに
注ぎ込み、できあがります。

アメリカでは、ケンタッキー・ダービーの時に、
振る舞われるカクテルとして有名です。
アメリカでは、ベースとなるバーボンは、「アーリータイムズ」と決まっています。
アーリータイズを愛飲する人には失礼ですが、どうも私には、このバーボンが
IWハーパーなどと比べ、格下に見える。
ですが、このバーボンも、ミントジュレップのベースということで矜持を
保っているのではないかと思います。

ミントジュレップは、材料の煩雑性、ショート・ロングのカクテル技術が
必要なので、良いバー、腕の良いバーテンダーでないとつくれません。
ミントを常備していないバーも多いのです。
だから、ミントジュレップを飲もうとしたら、良いバーに行くしかありません。

できあがると、バーボンとミントが相まった、涼しい香りがたちます。
この香りが、梅雨の湿度を和らげてくれるのです。
このミントジュレップは、いつ飲んでもおいしいのですが、
特に、この蒸し暑い季節に最適です。
なお、ベースをラムに変えるとモヒートというカクテルになります。
ヘミングウェイが愛飲したカクテルとしても著名です。

ところで、今回の本題は、ミントジュレップではなく、
蒸し暑い夏にあう、カクテルをご紹介しようと思ったのですが、
次ぎにします。

2008/07/23