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30代からの中国留学(松尾勝)

第9回 何にお金を使うべきか悩むようになりました

一般的に、会社勤めをしている人は
毎月の収入が決まっていて
生活費以外に自由に使えるお金は
ごくごく僅かです。

そのわずかなお金を,果たして
いったい何に使うか、というのは
人によって全く違うのだという事を
先の出来事をきっかけに
20代も後半になって改めて
思い知らされたのです。

ところで、
生活費の他に何にお金を使うか
という話をすると、中には

 「生活するのに精一杯で
  自由に使えるお金は全然ない」

と言う人もいるかも知れません。

でも、その主張の裏を返せば

 今の自分の生活水準を下げてまでも
 他の事にお金を使おうとは思えない。

という事なのです。

というのも、かなり極端な例ですが
昔、TV番組で
毎月12〜3万円の給料しか貰ってないのに
小さな頃からの夢だった
高級スポーツカーがどうしても欲して
ほぼ全財産をかけ、更にローンを組んで
フェラーリを買い、それに乗っていた人
が紹介されていました。

毎日同じTシャツとジーパンを履き
風呂無し築30年のボロアパートに住み
食パンの耳を主食にして
貯金をせずに可能な限りの借金をすれば
最高級スポーツカーを
手に入れられるのですから、

ある程度の定職についている人で
「収入の全てが衣食住の生活費に消える」
という人は、
自分の生活水準を
上げる為にお金を使う事が
その人にとって
最も重要なお金の使い方
という事になります。

2005/09/15