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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第58回 ユニークな日本の友人達。その2。

こんにちは。倫敦パンダです。

二人目のユニークな友人は、
関東出身の美容師。

日本で美容師をしており
海外で自分の腕を磨く為に
ロンドンで学生をしながら
働いていたのです。

出会いは、ロンドンのピカデリー
サーカスの日本人向け美容室
「かみゆい」で倫敦パンダの担当。

なぜロンドンの美容室に
わざわざ行ったのか?

滞在先のブリストルで、ローカルな
美容室に何度か行ったんですが、
とても満足出来ない仕上がりばかり。

洗髪は、なぜか毎回背中まで
水がしたたり、両耳にも水が
入ったりと風邪を引く一歩手前。

伸びきった腰までの長い髪を
切った時は、漫画のコマとして
描ける位「ぎじゃきじゃ」に。(涙)
この技術で、30ポンド。(約5000円)

この時、改めて日本人の美容師さんの
芸の細かさや技量に感心した事か!

海外生活において女性なら特に
美容関係は個人差はあっても
様々な悩みがあると思うんです。

日本人の髪は、イギリス人や
ヨーロッパ人の髪質と全く違って、
毛が太く、直毛、切りにくい、
セットしにくい髪質だそうです。

節約生活中でも、髪の為には、
惜しまずにお金を使いました。(笑)

渡英前は、英会話に自信なかったので、
美容室に頻繁に行かなくても済むように
ショートヘヤーにして行ったんです。

当初の短期滞在から長期滞在になり、
さすがに1年ぐらいもすると
腰辺りまで髪が伸び放題。

このままでは「お化けになるー!」と
美容室を探す事にしたんですが。。。

イギリス人髪用のはさみは、
日本人の髪を切るのに全く適して
なかったと身をもって実証しました。

そんな訳で、やっぱり
「日本人専門の店が集まっている
ロンドンに行くしかない!」と決心し、
ピカデリーサーカスへ向かった訳です。

友人は、倫敦パンダの金銭事情を
理解しお店で髪を切る代わりに、
彼女の自宅で髪を切ることを提案。

その方が、結果的に様々な面で、
お互いに都合が良かったんです。

彼女の腕はとても安心満足の
出来で、既にロンドン滞在4年目。

ブリストルでは手に入れにくい
ロンドン生活状況、日本人社会の話、
留学生事情等の最新情報を
教えてくれました。

そろそろ帰国する時にお店に
来店したイギリス人の舞台芸能
関係者と知り合い結婚。
今は、一児の母。

ロンドンで、日本人に髪を
切ってほしい友人には、
彼女を紹介しましたね。

YUKI ちゃんは、とても腕の良い、
親切で、とっても心が粋な
「ちゃきちゃきの江戸っ子」
そのものでした。


○ ワンポイント イギリス式ジェスチャーで、幸運を祈る方法。

イギリスやヨーロッパ社会では、会話をしながら頻繁に
ジェスチャーを使います。イギリスでは相手に対して、
ちょっとした幸運を願ったりする時に、
人差し指の上に中指を交差する動作をします。
会話上では、I keep my fingers crossed for you.と表現。
日本では、ちょっとした願掛けがいろんな場面で使われますが、
その場合でも、このジェスチャーは使えます。
イギリスでは、自分の為より一般的に相手の為に使われます。

(2007年10月19日)

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