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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第55回 ロンドン中華街も様変わり。

こんにちは。倫敦パンダです。

ロンドンには、レスタスクエアー
地下鉄駅を中心付近一帯に
大きな中華街があります。

観光やショッピング中心エリアの
ピカデリーサーカスから
歩いて10分の所に所在し、
中華街はいつもいろんな
国籍の人で賑わってます。

学生時代も、手頃な中華料理店や
学生向けの日本食堂屋は
食事処の定番でした。

中華料理店のガラスの窓越しには、
ダックの丸焼きが吊るしてあります。

それを横目に、財布の中身と
相談しながら、料理店を決めていた
節約学生時代を思い出します。

ヨーロッパの中のアジア象徴である
中華街に安心感を求めて、つい自然と
足が向かってしまいますね。

長期短期滞在に限らず、
中華街に来ると、なぜか
「ホッ」としてやっぱり、
日本人なんだなぁーと
思う瞬間でもあります。

第2回で紹介した広東料理店の
「チェンチェンクー」も未だに
存在しており、情報誌の
ロンドンタイムアウト誌にも
食の推薦店として載ってました。

学生の間で人気のあった
日本食堂屋も順調らしく、
2号店が出来上がってました。

中華街の店も昔からある店や、
「おやっ」と思われる店の変化を
感じ取ることが出来ました。

学生当時は、漢方薬ブームで、
中華街にも大きな漢方薬の店が
あったのですが、今はその場所は、
イギリスのパブになってました。

変わりに、アンチエイジング、マッサージ、
リラクゼーション、美肌などの「美」に
関係する店が2-3軒ありました。

当時は、東洋医学は、
西洋医学と比べると
あまり認められて
おりませんでした。

簡単な東洋マッサージを
受けたら首の筋がおかしくなった等の
悪いうわさが新聞やラジオで流れ
東洋医学のイメージは、あまり
良くなかったんです。

簡単な肩をほぐす動作を
友人達に試そうとすると、
東洋医学は体をおかしくするから、
「やめてほしい。」と真顔で
断れた程です。(苦笑)

今では、アジアブームの影響か、
イギリスの代表的なデパートの
ハロッズが、Take away shopを
別棟にオープンしてました。

本店の真向かいの道路隔てた場所。

以前は、高級イタリアデザイナーの
ベルサーチのブティク専門店でした。

Take away 店内は、日本式回転寿司、
(皿の輪の色で値段を区分。)
日本やアジアの健康食料品、
様々なサラダバー、健康ジュース、
東洋式マッサージ、カイロプラクティス、
日本茶、中国茶、ハーブ茶等の専門店。

数年前までは、確かに日本ブームは
あったけれども、こんなに中国、韓国、
東南アジアの影響はなかったと記憶してます。

イギリス人は、もともと自然が好きだし、
有機野菜、ベジタリアン店も多いし、
心地よいリラクゼーションと健康に関して、
やっとアジアの良さの見直しを
始めたところでしょうか。


○ワンポイント 飲み終えた紅茶の利用方法。家庭医学編。

飲み終えた紅茶の出がらしを再度お湯で煮出して、
冷ますと簡単な「うがい薬」を作ることが出来ます。
紅茶は、殺菌作用があるし、体にも無害。
紅茶の効用をお医者さんも認めております。
これからの季節は、手作りの紅茶のうがい薬で、
風邪対策は如何でしょうか?

(2007年09月28日)

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