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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第51回 恩師の学校経営手腕に感動!

こんにちは。倫敦パンダです。

イギリス学生時代には、
大変お世話になった恩師がいます。

当時、ブリストルの一番高額な
語学学校終了前に、滞在を延長。

その頃は、もっと社会に通用する英語を
学べる所を探しており、友人H子の紹介で、
恩師との出会いがありました。

経歴は、隣町のバースカレッジで教鞭を
取った後、ブリストルの自宅に教室を開校。
当時は、一つの部屋で2-3人授業体制。

恩師の教えは、とても分かりやすく、
興味のある英語の分野を
根気よく飽きずに教えて頂きました。

勉強の楽しさ以外にも、個人的な
悩み相談相手になって下さったり。

恩師や友人達を通じて、
実際のイギリス文化習慣を
深く理解する事が出来たと思ってます。

当時、イギリスでは、語学学校
開設するにあたり、大きな建物で
ある必要がなかったそうです。

個人規模でも、一定の教えられる教室と
教員資格があれば、申請許可後、開設可能。

恩師の学校の開設当初は、
生徒獲得に苦戦したそうです。

倫敦パンダと出会う前から、
恩師は、サマースクールを
開きたい希望があり、スペインと
イタリアからの学生団体を招く
新規ルート開拓を思案。

勇敢にも、一人で現地に出向。

その旅の途中では、数々の
驚く事件連続と体当たり。

一件目は、スペインのバス移動中に、
寝てしまった隙にバック盗難遭遇。

何気に、スカートのポケットに忍ばせていた
一枚のクレジットカードで、難を回避。

二件目もスペインでの話で、
相手学校の経営者と会う当日の
移動日に、突然のフライトキャンセルがあり、
(ヨーロッパ各地では、普通に便の変更がある)
言葉も通じない国で、なんとか翌日に
変更してもらい、無事に商談終了。

他にも様々な困難を極めた結果、
スペインとイタリアから、毎年サマースクール
参加契約を取り付けました。

当時のサマースクールの季節には、
イギリスの私立学校の校舎を借りて、
スペインとイタリア学生の合同授業を
受講したこともありました。
全体で50名ぐらいでした。

恩師は、他の臨時先生の手配、
生徒達の悩み相談対策、
ホームステイの手配を
精力的にこなしてました。

イギリスの女性は、何事も自立しており、
自由で明るく積極的に感じます。

他人を尊重しながらも、自分の意見、
考えを堂々とはっきり述べます。

イギリス、ヨーロッパ社会は、
レディーファーストが基本。

だからといって、日常生活や仕事上において、
女性だからの甘え、言い訳はありません。

男性も積極的に、家事、育児に参加します。
男性の方でも、家事が得意な人、
料理上手な人が、結構多いんです。

イギリスを始めヨーロッパ諸国は、
一部のラテン国を除けば、
真の意味で男女平等だと思います。

会社においても、すべて実力優先で、
女性上司も普通に存在してます。

恩師も、女性で学校経営者。
お世話になった家族の女性友人も
男性の部下を抱える法律関係のエグゼクティブ。
カーディフ日本人補習学校の
校長先生も日本女性。

国の象徴の女王は、パワフルで健在だし、
女性首相の誕生時代もあり、
女性の元気な国の一つだと思います。

活躍する恩師や友人達は、
とても人間的にも魅力的で
心優しく、おしゃれで、エレガント。
家庭ももちろん夫婦円満。

女性として憧れる生き方ですね。

ブリストルの語学学校が、数校閉鎖する中、
恩師の学校は、ちゃくちゃくと
学校経営も軌道に乗っていったようです。

数年前からは、教室数を増やす為と
学生も利用出来る広い庭付きの
大きなディタッチトハウス(一軒家)に
引越しをし、一年中、生徒が絶えることなく、
忙しい毎日を過ごされてました。

今回は夏に訪れたので、
サマースクール期間中にあたり、
スペイン人、イタリア人の学生が
沢山あふれかえってました。

恩師も忙しい中、再会の時間を
設けて下さり、他のヨーロッパの
学生達の授業に一日飛び入り参加。

18歳ぐらいの高校生中心で、
活発な意見の中、当時の学生時代を
思い出しました。

当時と違う点は、韓国人と
上海人の生徒が居たこと。

当時は、韓国や中国人の語学学生は、
ロンドン以外の地方は少なかったし、
ブリストルでは、あまり見かけませんでした。

韓国と中国経済発展の
影響もきっとあるのでしょう。

お金に余裕のある家族が、
本場イギリスで英語教育を
子供達に学ばせたいのだと
思った次第です。

○ワンポイント 韓国家電製品は、イギリスで注目中。

ヒースロー空港周辺の道路には、大きな看板が目に付きます。
数年前は、ボーダーフォンの携帯の広告。今回は、サムソン。
お世話になった家族友人宅も、液晶のサムソンの大型テレビ利用。
理由は、価格も手頃で、デザインも性能も斬新だからだそう。
TVのサムソンCMは、おしゃれな印象。日本製品は、何処へ?
学生時代は、ソニーや松下製品が人気でした。
欧州系のフライトを利用したのですが、思いのほか、
旅客は韓国人が多かったです。これにも驚きましたね。

(2007年08月31日)

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