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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第49回 イギリスのお家事情。ブリストル編。

こんにちは。倫敦パンダです。

日本では、連日猛暑の連続で、
暑さに強い倫敦パンダでも
ぐったり気味です。

夏に訪れたイギリスのさらっとした、
涼しい季節が恋しくなりました。

皆様、夏バテに気をつけて下さいね。

天気の話もそうですが、
イギリス人のお家に対する
関心度はかなり高いです。

家に関心が高い理由として、
大まかにすると、2タイプあります。

1タイプは、住むための家探し。
2タイプは、不動産投資目的。

家の種類は、
フラット(アパート)
テラストハウス(平屋のカラフルな長屋)
セミディタッチトハウス(一軒家を半分ずつ所有している家)
ディタッチトハウス(一軒家)
マナーハウス(大邸宅) 

大体のイギリス人の希望する家は、
セミディタッチトハウス、
ディタッチトハウスを指します。

購入方法も様々で、
新しく内装された家か
昔の古い家をそのまま購入し
自分で内装する方法があります。

不動産投資目的の場合は、
手頃な値段で、手に入れた家を
きれいに内装し、それを高く売ります。

一軒家は、ビクトリア時代等の
古い家並みが集まっている地区以外の
新興住宅地区は、中心地から離れた
郊外にあります。

日本のように、交通便利なロケーションに、
こだわるより、(大都会、高級人気地区除く)
家の建築スタイル、各部屋の間取り、
内装と庭の大きさ具合によって、
値段が決められるようです。

個人主義のお国柄らしく、
それぞれ家の希望内容も、
千差万別なんです。

個人の好みは、もちろん家を
購入する時にも、ちゃんと
反映されています。

家の内装する為のDIYが
とても発達してます。

街の郊外には、至るところに、
DIY センターがありました。

カーペット、ペンキ、ドア、浴槽のタイル、
カーテン等種類もたくさんあって、
決めるのが大変だぁ!!

自分達の好きなように、
家の各部屋を内装したり、
改装するのが好きですね。

プロはもちろん、普通の人も、
ペンキを塗ったり、カーペットを張ったり、
出来ることは、自ら手を加えます。

実際に、家の内装を全て、
プロに任せる人もいますが、
プロに頼むと当然金額も高額。

常にマイペースのイギリス人は、
部屋の内装を楽しんで、
家を仕上げていくんです。

日本では、通常プロに任せるので、
イギリス式は、ちょっと考えられませんよね。

イギリスの友人達に言わせれば、
自分達で家を内装しない方が、
おかしいよ!と首を傾げてました。(笑)

イギリス人は、家に大変愛着心があって、
一つ一つのインテリアにも凝っていて、
時間をかけて、家に合った内装を行います。

日常生活を本当に心から楽しんでおり、
一時期日本でもブームになった
イングリッシュガーデン以上に
庭に対しても、とても愛情をかけてます。

日本の様なきちんとした、
庭園ではありませんが、
自然の景観を重視した庭が、
家と調和がとれてます。

自分の好きな内装の部屋、
自然を見渡せる庭、くつろぎ
快適空間重視のイギリスの家。

イギリスの友人家では、
見渡す限りの自然に囲まれて、
のんびりと豊かな気持ちになれ、
最適な毎日を過ごしました。

○ワンポイント 天気の話題が好きなイギリス人。

イギリス人ほど、天気の話題が好きな国民は、
いないと思います。理由は、イギリスの天気は、
日に何度も、変わりやすいからです。晴天の時は、
公園や自宅の庭で、寝転んで日光浴を楽しみます。
人々の挨拶も、天気から始まるくらいです。
天気の話題は、国によっては、全くつまらない話題に、
されがちですよね。でも、イギリスにおいては、
結構会話の取っ掛かりになります。天気の英単語も豊富。
TVの天気予報も、図入りで誰でも楽しめる工夫をされてます。



(2007年08月17日)