戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第46回 カーディフで、臨時高校先生もどきに。前編

こんにちは。倫敦パンダです。

イギリス滞在も、1年過ぎようとしており、
やっとイギリスの生活にも慣れてきました。

語学学校生活にも、慣れてくると
欲張りな性格な為、学生生活以外の
何か他の事が出来ないかなぁと
思っていたときに、話が回ってきました。

カーディフ日本人補習学校で、
臨時先生の職に興味ありますか?

当時ブリストル大学の日本人留学生で、
仲良くなったH子から話がありました。

彼女は、大学を卒業後、
数ヶ月ブリストルに滞在予定があり、
アルバイト先の一つとして、
隣町のカーディフで算数の先生を
していたのです。

当時、補習学校で教えている、
日本人の高校の先生が、
一時帰国するので、短期間だけでも、
彼女の代わりを務まる人を
探しているとの事でした。

学生時代に先生になる選択も
あった事を何気に雑談で話した事を
思い出して、偶然声を掛けてくれたのです。

でも、取得しているのは、
英語教員の免許なのですが、
国語でも構わないのかなぁ?

教育実習期間中に、生徒相手に
教壇に立った経験もあるから、
まあ、大丈夫でしょう?!

正直、学生時代から、
国語は全くの苦手科目。

そんな訳で、英語に逃げたのも
一理ありなんですが。(苦笑)

受け持つ予定の、日本人の高校生達は、
平日は現地のイギリスの学校に通っており、
英国暮らしが長い為、日本語能力は、
けして高くなく、中学生程度らしい。

彼らは帰国したら、日本の大学受験が
待っているので、生徒を励ます意味で、
協力して欲しいと校長先生からも、
後日直接電話が入りました。

出来る範囲になりますが、
協力できることは、やってみよう!

日本人が通っている補習学校が
どんな所か知りたいなぁと、
興味の気持ちも手伝って
軽い気持ちで、引き受けることに。

国語の指導能力もあまり考えず、
今思えば、生徒達に大変迷惑だった事でしょう。

基本教材は、日本の高校生が
使用する教科書とドリルを利用。

授業に相応しい教材があれば
授業用にアレンジして自由に
授業を進めて良いことに。

生徒の目的は、正しい日本語で
受験論文を書けるのが最終目的だそう。

ひゃー、そんな高度な事教えられるかな?

短期間だから、なんとかベストを
尽くして乗り切ってみようと
自分自身を落ち着かせました。

まずは、英語の勉強をそっちのけで、
土曜日の授業プランと教材つくり、
4月の日本の入学式同様の
儀式で、壇上に上がり新任挨拶。

初日の教室がスタートしました。

どんな生徒達かな?数人と聞いていたが。。。

ドアを「ガラッ」と開けての
ドキドキのご対面でした。


○ワンポイント イギリス出国は、余裕をもって。イギリス最新情報編。

今年7月にイギリスへ行ってきました。グラスコー空港でのテロの
騒動に続き、空港は警察官がいつも以上にパトロールに熱心。
出国には、安全検査が予想以上に時間が掛かり、厳しいです。
フライト出発の最低でも3時間前の空港到着をお勧めします。
3時間ぐらいの余裕で行ったつもりが、搭乗ぎりぎりの時間で、
DUTY FREE も素通りに。(苦笑)イギリス国内はもとより、
ロンドンも通常の生活状態で、テロの緊張感は、空港以外
感じませんでした。でも、海外旅行は身の安全に充分
お気をつけてお出かけ下さいね。




(2007年07月27日)