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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第41回 古代ローマの面影と花の街。 バース編。

こんにちは。倫敦パンダです。

イギリス国内は、ロンドン以外にも
緑で囲まれた公園、歴史のある街が
地方に行くと、たくさんあります。

数回に分けて個人的に
気に入っている街を
案内して行きます。

Bath, バースは、滞在していた
ブリストルからバスで約40分くらいで
簡単に行き来できる観光名所。

イタリア人に特に知られてます。

バースは、古代ローマ帝国時代の
遺跡が残っており、建物の面影も
イタリア建築の影響が所々あります。

遺跡として有名なのが、お風呂の遺跡。
古代ローマ人が大浴場を作った場所。

英語でお風呂のことは、Bathと言いますよね。
バースは、お風呂の語源となったようです。

バースの街の中にパルトニー橋があり、
橋としての機能の他に、橋の両側に
小さくて可愛いお店が並んでます。

イタリアに行かれた方は、
ご存知だと思いますが、
有名なフィレンツェのベッキオ橋、
ベニスのリアルト橋も同様のつくりです。

イタリア古代建築の橋で、
橋の両側にお店が入った造りは、
世界に三つしかないと言われており、
パルトニー橋もそのうちの一つです。

バースのお風呂の遺跡博物館の隣に
温泉をくみ上げた部屋をおしゃれに改造した、
パンプルームという名のイギリスのお茶と
軽食を楽しめるティールームがあります。

生のクラッシック演奏を聴きながら、
スコーン、サンドイッチ、紅茶を頂けます。
たしか10ポンドぐらい(約2000円)でしたが、
とても優雅な時間を過ごせます。

ここは、観光客に人気でいつも長蛇の列。

5月からは、フラワーショーが開かれ、
町中が、至る所で色取り取りの花で
鮮やかになります。

観光の名所ではありますが、
あくせくしてなく人々は親切です。

土日は、アンティークショップも開かれ、
観光客以外のイギリス人で賑わいます。

滞在先のファミリーがアンティーク好きなので、
週末は、一緒に出かけたり、友人を誘ったり、
たまには、一人で「ぶらっ」と行ける、
気軽に歩けるコンパクトな街。

昔ながらのイタリア建築の影響を受けた
建物を眺めながら、のんびりと川の流れを
見ているとゆっくり時の過ぎるのを感じました。

○ワンポイント スコーン相棒のクロテットクリーム。

スコーンは、イギリス名物のお菓子の一つ。
最近日本でも、パン屋、ケーキ屋で見かけます。
スコーンの相棒は、クロテットクリーム。
イギリスの南西地方のデボン、
コンウォールの特産クリーム。
バターと生クリームの中間の硬さで、
色は、クリーム色。保存状態は、常に冷たくされ、
口に入れると「さらっ」と溶ける濃厚なクリーム。
(日本では未だ見かけません。)
美味しい反面、とてもカロリーが高いのです。
スコーンやクロテットクリームも所により、
製法が様々で味が違っており、本場はもちろん美味しい!
味比べも旅の楽しみになります。



(2007年06月15日)