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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第40回 遠足参加で、度胸試し。 

こんにちは。倫敦パンダです。

希望の学校で勉学に励みながら、
週末は、学校主催の遠足に参加。

これは、学校の授業料にすでに
含まれており、自由参加。

毎週土曜日に、主にイギリス国内の
観光場所へ遠足に行来ました。

遠足といっても、日本の様に、
団体行動ではなく、基本は、
目的地に着いたら全員単独行動。

仲の良い友人と参加のときは、
不安もないが、単独参加の時は、
バスの中で気の合った人と
一緒に行動する流れになるか、
一人で街を散策するのです。

初めは、仲の良い友人達と
各観光地を楽しみました。

毎週参加をしているうちに、
とうとう一人で遠足参加の日が。

他のクラスの人達も一緒だけど、
知り合いの友人が一緒じゃないと
きっとつまらないだろうし、方向音痴だし、
言い訳を付けて、行くのをためらってました。

知らない街にはとても興味があり
参加するのは全く問題なかったのですが、
本当は、一人で街を散策する度胸が
無かっただけなのです。

よーし、せっかくだから、単独でも
知らない街を歩いてみよう!

当時は、知らない街を一人で歩くことは、
とても勇気が入る事でした。

驚いたことにヨーロッパ人は、それが普通。

自分の意志で参加し、自由に街を満喫する
術を自然と身に付けているんですね。

精神がとても自立しているなぁーと
何度もそのような場面に出くわしました。

フィンランドから来ている
15歳の女子高校生は、
目的地に着きバスから降りると
地図を広げて堂々と
一人で歩いて行くし。。。

いやはや、参りました。
遠足も、度胸が必要です。

自己責任で物事を考え、
その瞬間、瞬間の自由な時間を
満喫できる心の余裕、
個人を尊重する寛大さ、
自分をとても大事にする気持ち、
精神自立している個人主義の生き方に
本当に感心させられました。


○ワンポイント ミルクは、後入れ?先入れ? イギリス編。

イギリスでは、紅茶やコーヒーにミルク(イギリスでは牛乳の事)を
入れる場合は、マグカップに、先にミルクを入れる方法を好む人と
ミルクを後に入れる方法を好む人に分かれてます。
日本では、たいていミルクを後に入れる方法が一般的だと思います。
ミルク入りコーヒーを別名ホワイトコーヒーと言います。
お店で注文する場合も、ミルク入りコーヒーを希望する場合は、
ホワイトコーヒーで、充分通じます。
由来は、コーヒーの色が白くなるからだそうです。
日英の食文化の違いを感じますね。



(2007年06月08日)