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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第27回 言葉が通じない時は。。。

こんにちは。倫敦パンダです。

アフリカ大陸から一時帰国の
友人の姉妹宅は、沢山の自然で
囲まれている大きな家。

ご両親は、主にヨーロッパ人相手に
貿易商を営んでおり、ヨーロッパ各地は、
もとより、アフリカ大陸にも、幼少時代より
頻繁に行き来しているとのこと。

彼女達の思い出話の中で、面白かったのが、
アフリカ大陸のある小さな田舎町で過ごした
時の様子。ジェスチャー付きで説明してくれた。

どこまでも続く自然、野生の動物とのご対面、
人の住んでいるのは、学校、家だけ。

学校は、一つしかなく、地元の子供達の通う
現地の学校に2-3年ほど通ったそうだ。

言葉は、地元の言葉で、フランス語が
通じる地区は、隣町の大きな町だけ。

でも、そこは子供で、なんとか知恵を絞って
言葉以外の伝達方法で日々を過ごしていた。

言葉が通じない時は、どのような方法で
外国人と会話を試みようと思いますか?

子供は、本当に発想が自由で、素直なので、
戸惑いながらも、環境を受け入れ、自分達の
独自の方法で、伝達方法を直感的に
見つけるものなんだと思いました。
(フランス人だからかもしれませんが。)

出来る限りのジェスチャーや
地面に絵を書いたり、体全体を使って
自分の言いたい事を表現することで、
相手には、それだけでも、充分に
言いたい事が通わるのだそうです。

例えば、動物の「ひつじ」を表現したい時は、
「めぇーめぇー」と泣き声の真似をしたり。

子供の会話なので、単純な事柄が
多いと思いますが、地元の子供達も
必死にこのフランス人姉妹の会話を
理解しようと「心」をいつでも
大きく開いてくれたんですね。

話を聞いていたら、外国語習得の
方法の一つに、「習うより慣れろ」
という言葉を思い出しました。

言葉だけが、「一人歩き」をするのではなく、
その国の文化の背景を知ること、
相手の言葉を理解し、受け入れる気持ち、
聞く姿勢も大事だと改めて思いました。

友人の姉妹達は、灼熱のアフリカ大陸で
過ごしている為か、こんがりとした
小麦色の笑顔が、とても魅力的で、
地元人と仲良く暮らしている様子が
伝わってきました。

○ワンポイント ミネラル水とワインの相性。

オーストリアでは、ワインを注文するとミネラル水が
一緒についてきます。飲み方としては、ワインを
飲んだら同じ量の水を交互に飲みます。
これは、悪酔いを避ける為だそうです。
イメージ的に「ピーン」と来ませんが、試してみると
ワインもゆっくり適量を飲めるし、悪酔いはしません。
まさに、ワインは名わき役。会話を重視する
オーストリア人の知恵かもしれませんね。

(2007年03月09日)

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