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枝葉末節、本末転倒(黒崎官瑛)

第12回 アジア・メディア・リミテッド

2月25日に、前回紹介したIR説明会に参加しました。
2室用意されていて、1室がアジア・メディア・リミテッドとチャイナ・ボーチー。
もう1室がジャパンインベスト・グループと新華ファイナンスの説明でした。

私はアジア・メディア・リミテッドにチャイナ・ボーチーの参加しました。

まずアジア・メディア・リミテッドの説明がありましたが、
私の調査不足のためどういうビジネスモデルか理解できませんでした。

会社のプロフィールを誤解を恐れずに説明します。
2002年4月に前身のChinaIP.TVを設立し、2004年7月にバミューダに本社を移しました。
最高責任者である崔建平CEOは1964年生まれとのことです。

会社には2つの事業があり、1つがテレビ局と番組ガイドのインターネットや携帯電話の発信の独占権をもらい、番組ガイドに広告を貼って広告代をもらうというビジネスで粗利益は90%です。

もう一つは広告代理事業で、テレビ局または番組の独占代理販売契約を結び、広告の枠を売り、広告代の一部を手に入れるビジネスで粗利益が10%です。

年々成長率は100%近くとのことで、非常に大きな成長が期待できますが、
独占代理販売契約を結ぶための契約料が高く、契約が長くなるにしたがって契約料が下がるものの、初期費用が嵩むような印象を受けました。
資金需要は非常に旺盛で、大株主に日系が多い(デンツーの子会社やドコモの子会社や伊藤忠商事など)ので日本に上場したものと推測します。2007年12月に第三者割当増資を実施しており、そのことが窺い知ることができるように思います。

次回はチャイナ・ボーチーについて説明します。

2008/03/06