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枝葉末節、本末転倒(黒崎官瑛)

第3回 株投資は自分の経験・環境・性格と相談して

株を行うにあたって、
様々な人のから発信された情報を見ることが多いですが、
事実のみを述べたもの以外は、
発信者の個性が出てしまうので
発信者を妄信してしまうと、
株価が思うように動かないときに、
どうしたらいいのか全く分からなくなってしまいます。

そこで以下のことを考える必要が出てきます。
・発信者の考えは何か
・その方法は自分の経験・環境・性格にあっているか

<発信者の考えは何か>
これはひとしきり発信者の出した情報を調べれば
ある程度つかめると思います。
ここでは取り上げません。

<その方法は自分の経験・環境・性格に合っているか>
ここで合っていないと分かった場合は、
何らかの対策を立てないと
あまり儲けられずに終わる可能性が高くなります。

自分の経験:
  今まで培ってきた経験です。
  これが合わないと、常に半信半疑の投資になります。
  ちょっとしたことで信念が揺らぐことが多くなります。
 
自分の環境:
  今、自分の置かれた環境です。
  資金とか収入とか、お金のこと。
  それから自分が使える時間のこと。
  交友関係も含まれるかもしれません。
  これが合わないと、資金不足や時間不足で身動きが取れなくなります。

自分の性格:
  自分の性格です。
  これが合わないと、投資するだけストレスを抱えることになります。

経験・環境・性格の詳細については次回以降にします。



●「先延ばし」という成功体験

父は教育熱心なほうで、
数学と漢字の書取については特に厳しく接しました。

8歳から9歳にかけてのことです。
ある休日の昼、父が遊んでいる姿を見て、
「夕方までに小学2年で習う漢字を
全て書き取れるようにしなさい。
書けない漢字の数だけ孫の手でお尻を引っぱたく。」
と言われました。

さあ大変。
小学2年生で習う漢字は確か100字程度。
それを数時間でマスターしなければならなくなりました。

その日の夕方
試験をするわけですが、
どうしても10字程度分からない漢字が出てきました。
で約束通り孫の手で叩かれるわけです。

それから半年(小学3年生になるのですが)、
学校の書取テストで半年前に分からなかった漢字が
出題されたのですが、
なぜか書けるようになっていました。
そこで私は、
「なあんだ。無理に覚えなくても
時間が経てば書けるようになっているではないか。」
と思ったのです。

2007/09/13