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融通無碍(久遠善行)

第8回 親の心、子知らず

父に対する内観も0歳から行っていきます。
初回、0歳~6歳・・・
全く思い出せません。
あれれっ、母同様に6歳になるまでって
365日×6年=2190日もあったんだよね~
何も思い出すことが無いって・・・
あぁ、そうそう、
小学1年生までは、祖父が健在だったから父の影が薄かったんだ・・
それにしても・・・
(母は専業主婦だったので)
生活費稼いでいたのは父以外に居ないんだよね~
なんか思い出はないのか?
あ!、思い出した!クリスマスプレゼント買って貰った~
でも違う、それは小学二年生だった。
祖父が亡くなった後の話だ。
本当に父の影、薄いな。
このころの父、いったい何才なんだろう?
げっ、今の自分より若い(驚)・・

・・などなど、内観どころではありません。
どうして父の影が薄かったかの理由さがしと思い出巡り。

その思い出すら、6歳未満は2000日超もあるにもかかわらず
思い出すのに難航します。
ツクヅク思いました。
いや~本当に子供って恩知らずだなぁと。
自分だけなのでしょうか
世話を掛けお金を掛けて育ててくれた親との思い出が
”記憶にございません”っては・・・
子供を作りたくなくなってしまいますね。
あぁ、失礼しました。
それ以前に自分はまだ結婚しておりませんでした(笑)

小学校入学前~小学校低学年~小学校高学年と
内観する年代は上がっていき、
父の言葉で良く思いだせるのは
「勉強しなさい」というセリフです。。
みなさんも同じじゃないでしょうか

自分の場合、この台詞プラス、
「将来何になるんだ」というのも良く聞かれました。
しかし、これは誘導尋問なのです。
子供ながら、
「郵便屋さんになる」とか「おもちゃ屋さんになる」と
答えると父にとってはNG。
日を変えて、何回も聞いて来るので、
子供の頭で難しい職業と思われる業種
「総理大臣になる」「弁護士になる」という答えを言うと
”じゃぁ、勉強しなさい。”と言う回答になるのです。

父にしてみれば
「最終目標を見据えて勉強すれば勉強の”し甲斐”があるよ・・」
という親心なのでしょう。
子供の私には全く理解できませんでしたが。

2009/12/04