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丘の上から(小日向次郎)

第70回 ベトナム人へのお土産

最近ご無沙汰しているベトナム国についての思い出です。 

ベトナムへ出張に行く際、お世話になっている方々に
お土産を持っていくのが習慣でした。 

最初のうちは企業様へのご挨拶ということで
菓子折りやら日本人形などの定番民芸品を多く買っていました。 

時間が経つにつれてお互いの気心が知れると
日本から持っていくお土産にどうみんなが反応するかが
とても楽しみになりました。 

例えばお酒好きな男性に上品な箱に入っていない手ごろな
ニッカウィスキーがとても受けていました。 

ベトナム人の宴会ではジョニーウォーカーブラックラベルが
よく登場します。 

コップに注がれた杯をことあるごとに空ける。 

ベトナム人はストレートでこれを繰り返すので、
本当に「強いお酒」が好きなのでしょう。 

どのニッカブランドを持参したか覚えていないのですが、
「おいしい」と味を評価していたのが印象的でした。 

NIKKAはベトナム市場に多く出回っておらず、
日本製ということも受けた理由のひとつだと考えます。 

次は「資生堂」です。
資生堂の化粧品は広く認知され、人気の高いブランドです。 

ですが、資生堂はお菓子も作っている。
このことを知っているベトナム人は比較的少ないので、
話題として焼き菓子を持っていくこともありました。 

最後にファッション雑誌。
昨今日本とベトナムを往来する人が多くなったため、
東京の情報をタイムリーに知ることができるようになりました。 

特に人気があったのが「CanCam」という雑誌。
日本と違い、20代後半から40代の女性にも高評価。 

後日談として、この雑誌に掲載されている洋服の写真を

ハノイ市内にある仕立て屋に持ち込み作成を依頼したところ、
できあがりの品物は「・・・・・(悲)」と伺いました。 

「お金を貯めて日本に行って買わないと」とのこと。

2011/09/29