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丘の上から(小日向次郎)

第69回 娘とすし屋へ行った休日

連休の最終日もうすぐ3歳になる娘と2人で
すし屋に行きました。 

娘と2人で休日の昼ごはんを外食すること自体が珍しいこと。 

自分が長いことすしを食べていないこと、
2人で何か新しいことでもと思いリーズナブル(なはずの)
池袋駅にあるチェーン店のすし屋で昼ごはんを食べることに。 

カウンター席で食べるにはまだ難しいと思ったので、
テーブル席をお願いして横並びに座りました。 

とりあえずビールを頼むと、お通しとビールが。 
続いて、鉄火巻、かっぱ巻、納豆巻、卵、
あの魚やこの魚と次々オーダー。 

オーダーが終わって私はビール、娘は麦茶を飲み始め、
自分に習ってお通しを娘が食べると「おいしい」と言う。 

「頼むのを忘れていた!」とのり汁もオーダー。 

幸先よくここまでは準備OK。 

しばらくすると、配膳の人が大きな皿を持ってきました。

「しまった頼みすぎた」と嘆いても遅く、
大皿にいろいろな巻寿司達が乗っていた。 

2人で大皿の巻物にかかったところ、
「にぎり」と「のり汁」で4人掛けのテーブルが埋まりました。 

汁物・スープ好きの娘はのり汁に夢中となり、顔中のりだらけ。
合間に寿司を頬張り、笑顔で「おいしい」を連発。 

片手で娘が食べるのを助け、もう一方で飲み食いする。 

こんなに食事中両手が忙しくなるものかと。 

無事に食事が終わり帰宅したところ、
数時間経って娘の愛用しているマグカップをすし屋に忘れたのに気付き
そのすし屋に車で急行。 

娘をもう一度つれてすし屋に行ってマグカップを取り
お店の人にお礼を言いもう一度車に乗り込みました。 

ところが娘を車に乗せる際にマグを車の屋根に置きっぱなしで、
麦茶が入ったマグを屋根に載せた車は500メートルくらい疾走。 

駐車していた場所にあわてて戻り、周囲を見渡してもありません。

「どこだ!」と父はあせり、
娘のがっかりした顔をみたくないために必死で探したところ、
屋根の上にマグが「ちょこん」と乗っていました。

頼んだものを残さずおいしく頂き、
笑顔が絶えない娘でありましたが、
会計を済ませると大人1人と幼児1人で食べたようには思えない
金額でありました。

今度ははりきりすぎないようにします。

2011/09/21